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園の運営について

Q.複数の保育園を運営する法人の園長です。独自の保育方針のため、公認保育園ではなく私立の保育園です。保育士の教育をしたいのですが、収支がぎりぎりで余裕もなく、なかなか効率の良い研修ができないまま、保育士達も忙しい日々に追われ、結婚や転職などで、離れてしまいます。保育士のモチベーションをあげるために、何か良い方法はないでしょうか。(園長)

回答者榎田光代

A.お金をかけずに保育士のモチベーションを上げる方法ですね。貴園と同じような考え方の園、もしくは園長先生が望ましいと思っている園に交代で参観に行くのはどうでしょうか?見てきたこと、感動したこと、わが園でも取り入れたいことなどをまとめてもらい、発表する、他の職員に知らせるのです。保育士の観察力、文章力、発言力、説得力などが育ち園全体のモチベーションが上がります。収支にかかわるほどの費用も掛からないと思いますがいかがでしょうか?

Q.障害者の受け入れを頼まれるケースがありますが、園での受入数にも限界があります。児童相談所などをご紹介しても、空きがないために紹介を受けられず、自宅で保育をしているご両親から、入園や紹介を頼まれますが、当方でも困っています。何か良い方法はないでしょうか。(園長)

回答者梅津なみえ

A.障害の有無の境界がわかりづらい気にかかる子までいれると園で特別な支援や配慮が必要な子どもは増加傾向にあり、やむを得ず入園を断らなければならないご事情もあってのことと推察します。 一方、親御さんの「身近な地域で周りの子どもや親とつながって子育てをしたい」というあたり前の願いが叶えられない切なさを思うと胸が痛みます。園長先生が言われるように「何か良い方法」の必要性を強く感じます。
「障害がある」という理由で入園が許可されず自宅で過ごさなくてはいけなくなると、親を周囲から孤立させ疎外感を持たせることにもなりますので、早急な対応が望まれます。
そこで、園として障害のある子を受け入れられないのは「人手の問題」なのか、「障害への対応」なのか。何が課題なのか等々、整理をしていただきたいのです。 次に、整理した課題を持ち、できれば課題を解決するための提案を持って、自治体の子育て支援課等にご相談をされることをお勧めします。
なぜなら、社会全体で子育てを支え「個人の希望の実現」ができるように子育て支援を行うことが今、重要視されて折、障害のある子の親の希望に添った支援も当然、行う必要が自治体にはあるからです。 ちなみに、子育て支援課等では、「障害福祉課と連携して対応してもらいたい」との要望を伝えられると良いです。障害福祉課も加わることで予算面や専門機関の支援など様々な可能性が広がります。
また、周囲の他の園と連携がとれるようであれば、他の園ともに子育て支援課等に相談され、より多くの園が障害のある子を受け入れやすい環境を整備していくことも必要かと思われます。
子育て支援は、すべての子どもとその家庭を支援するものです。もちろん、障害のある子とその家族も入ります。障害のある子を育てることもまた、典型的な発達をする子を育てるように親が子育てを楽しめるようにするには、行政は何を行えばよいのか、行政がより気がつくためにも、園の自己努力では限界がある課題を具体的に行政へ伝えてみてください。

保護者との関わりについて

Q.保育園で保母をしています。別居や離婚後のご家庭の子どもを預かるケースが増えています。仕事で遅くなることが多いらしく、お迎えの時間を守ることができません。事情が分かっているだけにあまり強く言えませんが、延長保育の時間内に間に合わない時もあります。私は多少だったら良いと思うのですが、園長は時間をきっちり守らせたい方針です。園の方針等にも関係すると思いますが、何か良い方法はないでしょうか。(保育士)

回答者榎田光代

A.確かにシングルになって子育てをしながらの勤務は、大変です。助けてくれる人がいなくなるからです。その結果保育園のお迎え時間を守れないと言うことが起こるわけですね。今度は、遅れた時間分が保育士の時間外労働になって、そこにしわ寄せが来るわけです。
ある園で、お迎え時間が遅れる人が毎日いて、一年間我慢したら、ついにひどい時は八時にお迎えに来ても謝りも無く、そそくさと帰る親になってしまい、なにかおかしいと会議を開きました。結果、本当はいやだけど5分遅刻ごとに500円徴収することにしました。結果、ほとんど遅刻がなくなったのです。うっかり遅刻した親が、先生方も時間外労働になるわけだから、払うのはあたりまえです。とおっしゃったこともありました。シングルになって困っている方には、サポートセンターを紹介する方法もあります。参考になったでしょうか?

その他

Q.65歳女性です。自宅の空き部屋を使って、わらべうたの指導をしていたところ、近所の子供たちを預かるようになりました。三人の子育て経験がありますが、資格は特にもっていません。開設・運営の届け出等はしておりませんが、このようなケースは今後、どのように対応すればよいかご相談させてください。

回答者梅津なみえ

A.近所のつながりでお子さんを預かることは、例え、いくばくかの謝礼をもらっての保育だとしても現状ではボランティアであり法的な問題は発生しません。
しかし、今後一番問題になるのは預かっているお子さんのけが等の事故の発生です。
いくらボランティアでも事故が発生すると、相手方から賠償問題になることもあります。そのリスクを避けるために、お住まいの自治体(区役所・市役所)の『保育ママ制度』に登録することをお勧めします。『保育ママ』の制度に登録すると、自治体により、研修・相談・事故対応等のバックアップがあり賃金の保障もされます。『保育ママ』制度は、自治体により資格の有無がありますが、多くは子育て経験があり、自宅に保育スペースが保障されれば、数時間の研修等で認められます。なお、お預かりするお子さんの年齢は0歳(月齢はさまざま)~3歳未満というところが多くなっています。

よくあるご質問

親子交流さぽーと